前回、MV制作のプリプロダクション・プロダクションにおける重要なポイントについてお話しました。
（https://halekulani.co.jp/1598/）
今回は、編集工程であるポストプロダクションにおいて重要なことについて、前回制作中であったMVを例にお話しましょう。
まず、編集作業に入る前に何をすべきか考えてみましょう。
例えば、映像を並べてみたり、カラーグレーディングで映像の雰囲気を整えたり、使う映像素材を選んだりと、編集には様々な工程があります。
しかしこれらの作業に入る前に、まず映像素材を整理することが大切です。
会社や人によって異なるやり方があるかもしれませんが、最初に映像素材を整理することは非常に重要なことです。
映像素材が多い場合、一つ一つファイル名やフォルダを整理しておくことはかなりの手間です。
しかし、映像素材が多ければ多いほど、大切な作業になります。
映像素材を最初に丁寧に整理することで、必要な素材をすぐ見つけることができ、効率的に作業が進みます。
また、必要な素材を正確に選定でき、見落としもなくなるため、作品のクオリティも向上します。
素材やプロジェクトが綺麗に整理されていると、とても気持ちよく編集ができモチベーション向上にもつながります。
今回のMVは、2日間撮影しテイクを重ねたため、多くの映像素材がありました。
しかし、素材を早く並べたい、カラーグレーディングを早くしたいという気持ちを抑え、一つ一つの素材に名前を付けて曲のパートごとに分け、フォルダを整理しました。
映像素材の整理は編集作業において最も時間を要する部分の一つですが、この作業に時間をかけることで、編集作業全体の時間を短縮することができます。
今回も映像素材の整理をしたおかげで、必要な素材の選定もすぐマルチカメラシーケンスでできました。
（作業シーケンス）
（マルチカメラ）
エフェクトやカットなどアイデアを盛り込んだ編集箇所もありましたが、今回は編集において一番大切なことを伝えることに注力しました。
ぜひ完成したMVをご覧ください。
Audible Desert Omoto「Unfinished Work」MUSIC VIDEO
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
宮平