1つの映像を作るためには、企画から編集まで多くの工程が存在します。
ミュージックビデオ(以降、MVと称する)も同じで様々な工程があります。
そこで今回は、ハレクラニフィルで制作中のMVを、工程に注目しながら一部ご紹介させていただきます。
今回制作しているMVの大まかな全体過程は以下のような形になります。
まずはアーティストと打ち合わせを重ね、曲のイメージを膨らませて、企画書を作成します。
構成案を分かりやすく伝えるために、イメージしているカットに合う画像を探し、説明とともに落とし込んでいきます。
この工程は非常に重要で、可視化することでアーティストにはもちろんのこと、制作陣での認識共有にもつながります。
共通の認識を持つことにより、アーティストと制作陣との差異をなくし、完成後のイメージを共有することができます。
↓下記の画像は実際の企画書となります。
完成した企画書をもとに再度アーティストとの打ち合わせを繰り返します。
こうして、具体的な撮影内容を決定し我々制作陣は必要な段取りの準備を始めます。
今回のように、撮影場所が野外の場合は、ロケハンが必要となります。
今回はGoogle Earthにてすべて決定しました。
実際にその場所に行かなくてもGoogle Earthだけで、希望している場所を探し出せるのでかなり便利ですよね。
撮影場所はMVのイメージを左右するポイントにもなるため、アーティストとも再度確認をとります。
確認がとれたら香盤表(タイムスケジュール)作成など、撮影準備を行います。
↓Google Earthにて撮影場所を選定(場所:天王洲アイル)
↓実際に天王洲アイルで撮影している風景
撮影機材は主にSonyのα7S IIIとDJIのRonin-Sを使用しました。
スタジオでは、スモークを利用して撮影しました。
青の照明を際立たせることによって非日常感を演出することができ、心情イメージをより再現することができます。
今回はここまで。
現在は撮影がすべて終わり、編集に差し掛かっています。
また次の機会に、MVの完成までをご紹介させていただきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。ぜひ完成をお楽しみにしていてください。
宮平