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Category:撮影技法

カメラワーク「カメラのアングル」について


今回の撮影技法は、「カメラのアングル」についてご紹介します。
以前ご紹介した「カメラの高さ」はショットに大きな意味を持たせることができるテクニックでしたが、今回ご紹介する「カメラのアングル」も、アングルに変化をつけることでショットに大きな意味を持たせることができる重要なテクニックです。
(赤い箇所が今回のご紹介テクニックです。)

「アングル」とは・・・

「アングル」とは、カメラでものを写す角度のことです。
ショットにインパクトを与えたり、シーンをドラマチックに演出するために、ロー・カメラ・アングルやハイ・カメラ・アングルといったアングルが存在します。
それでは、それぞれのアングルの特徴をご紹介いたします。

<ロー・カメラ・アングル>
ロー・カメラ・アングルとは、被写体を見上げるように撮ったショット、または被写体よりも低い位置(ロー・ポジション)から撮ったショットのことをいいます。
ロー・カメラ・アングルで被写体を捉えれば、背が高くパワフルに見える効果があり、迫力や威厳を表現することが可能です。大きさを強調することになるので、シーンによっては尊大な感じや恐怖感、威圧感を増幅させる効果もあります。

<ハイ・カメラ・アングル>
ハイ・カメラ・アングルとは、被写体を見下ろす形になるように撮ったショットです。
視聴者側からは被写体を見下しているような感覚になり、被写体が人物であれば小さく見えるので無力感があり、哀れで弱いという印象を与える効果があります。人物同士の上下関係や被写体の感情を表現することも可能です。

さらに、先述したアングルを極端に誇張したショットを「エクストリーム・アングル」といい、足元にある物体から空を見上げるようなショットを「エクストリーム・ロー・アングル」、高層ビルの屋上から地上を歩く豆粒に見える人々を見下ろすようなショットを「エクストリーム・ハイ・アングル」といいます。
「エクストリーム・ロー・アングル」では、先述した「ロー・カメラ・アングル」と同様の感情効果を増幅させることが多く、「エクストリーム・ハイ・アングル」は被写体の周囲の環境を一緒に撮影するので、被写体の位置や周辺状況を伝えることが可能になります。

また、ドローンやクレーンを用いて被写体の真上の位置にあるカメラから、真っ直ぐ下のシーンを見下ろすように撮るショットを「俯瞰」といいます。壮大さを表現したり、「エクストリーム・ハイ・アングル」と同様に被写体の客観的な情報を説明するために最適です。

弊社で制作している採用ドキュメンタリー動画では、ロー・カメラ・アングル、ハイ・カメラ・アングルを使い分け、被写体の感情を視聴者に伝えつつも、飽きのこない映像にする編集を心がけています。

湘南マツダ様【採用ドキュメンタリー動画】

その他弊社では動画を用いた様々なwebマーケティングを展開しています。
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