今回の撮影技法は、「エクストリーム・クローズアップ」についてご紹介します。
（赤い箇所が今回のご紹介テクニックです。）
「エクストリーム・クローズアップ」とは、小さな物を拡大して画面いっぱいに写すテクニックです。
人間には日常生活の中で細かい物を拡大して見る習慣がほとんどないだけに、このテクニックが効果的になってくるといわれており、画面いっぱいにある物の細部が大きく映し出されると、視聴者の注意は他のことを度外視して、その一点に注がれるようになります。
そのカットを強調して、印象的に見せる効果があります。
実際に映画で使用されている事例をご紹介いたします。
「フィフスエレメント」では、リール―が戦争の悲惨さを知るシーンで彼女の瞳を「エクストリーム・クローズアップ」で映し出しています。ヒキのカットを使用するより、強い印象を与えるシーンになりますね。
” 映画「フィフスエレメント」より引用”
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