ブランデッドコンテンツとは
「企業のブランディングのために、
自社の姿勢や理念に対する顧客の共感を呼ぶ
ストーリー性のある映像」です。
5Gという次世代通信の浸透、
YouTubeやVimeoといった
動画プラットフォームの普及により、
今や企業が長尺、文脈での映像で潜在顧客との
コミュニケーションを図ることが可能な時代です。
だからこそ企業がブランデッドコンテンツにより
企業ブランドのファンを獲得することが重要なのです。
今回は実際どのようなブランデッドコンテンツが作られているのか
ポカリスエットの事例を紹介いたします。
2022年4月、大塚製薬がポカリスエットの新CMを発表しました。
CMの最後のメッセージは、
「羽なんか、いらないよ。」
ポカリスエットは私たちに何を伝えているのでしょうか。
新CMの演出のカギは「雲」です。
CG演出が主流である現代。
同CMではCGを一切使わずリアルな雲を再現し、
その雲に上ることに挑戦。
しかし、なかなか安定しない雲。
何度も構成を変更し、雲に上る方法を探ります。
やっとの思いで雲が安定。
撮影が順調に進む兆しが見え始めました。
「でも、自然の光で撮るべきだ」
カメラマンの一言で屋内から屋外の撮影に変更。
何度もリハーサルを行い、
スタッフの表情にもかなり疲れが見えてます。
しかし、ポカリスエットは決してあきらめません。
そうして生まれたのが全長45m×幅15m×高さ8mの巨大バルーンです。
本物を生み出すために諦めない姿勢。
困難を乗り越えるための挑戦。
そこでかいた「汗」こそが、
見たことのない景色へ連れて行ってくれると
ポカリスエットは私たちに伝えていると感じます。
汗をかいて生きるすべての人を応援するポカリスエット。
そんな彼らが汗をかく姿を見て、
多くの人は勇気づけられるはずです。
つまりメイキングまで含めた4分38秒こそが、
ブランドからのメッセージが込められた
ブランデッドコンテンツだと感じています。
余談ですが、
飲料水×羽 いえばRedBullの「翼をさずける」を
思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
RedBullの「翼をさずける」とは真逆の
「羽なんか、いらないよ。」をメッセージにすることに、因果関係を感じるのは私だけでしょうか。
【本編】
【メイキング】