先週からの続きになります。
4.YouTube公式チャンネル『湘南マツダ』を創設
YouTube公式チャンネル『湘南マツダ』を創設し、つくった動画をすべてカテゴリー分けして掲示しています。
現行車として、そしてモデルチェンジ後は旧車としてアーカイブされていきます。
これもマツダファンには響くと考えました。
多くのオリジナル動画コンテンツが掲載されたYouTube公式チャンネルで、湘南マツダ〈新世代店舗〉相模原店の特別感を演出し、競合との差別化を図りました。
YouTube 湘南マツダ イメージ
チャンネル登録者数はまだ350人程度ですが、コンテンツが増えていけば登録者数も伸びていくでしょう。
また、自動車好きの方(潜在顧客)がYouTubeで自動車関連の動画を視聴すると、視聴傾向からアルゴリズムが働き、
その方にYouTube公式チャンネル『湘南マツダ』の動画コンテンツがポストされます。
これも大きな狙いです。多くのエリアで視聴されることにより、相模原店の商圏も広がっていきます。
動画によるマーケティングが効いていくのです。
しかも、YouTubeでの動画マーケティングには費用がかかりません。
湘南マツダ 相模原店のYoutubeチャンネルがおすすめに上がって来ている様子
5.シネアドでも広告放映
マツダは先にも述べたとおり2010年に「魂動デザイン」というデザインテーマを宣言し、ヨーロッパ車を思わせる洗練されたデザインに変貌を遂げました。
そして2016年、ロードスターが日本車として初めて「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー※」を受賞しました。
(同時に「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー※」も受賞。ダブル受賞は世界初となる快挙。)
そこから紐解いて、マツダのデザインに興味を抱く人は、ファッションに興味・関心を持っている人と想定しました。
※「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」とは、23カ国82人の国際的自動車ジャーナリストにより平等に評価・投票され、総合的に最も優れた1台が選考される自動車賞。
「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」とは、デビューした新型車の中から、最もデザインに優れた1台に贈られる自動車賞
そこでフェイスブック広告運用で、ターゲットに「関心事:ファッション」を追加して配信してみると、予想通りの結果が得られたのです。
そこで相模原店に近い南町田グランベリーパークの109シネマズのシアターで、CM(シネアド)を配信しました。
コンテンツはフェイスブック広告でつかっているものと同様のものです。
その後の来店アンケートでは、来店きっかけが「映画館のCM」を挙げられる方も多く、成果を発揮しています。
MX30シネアド
MAZDA3シネアド
最後に
このようにして湘南マツダ〈新世代店舗〉相模原店は、開店して1年3ヶ月でロードスター販売台数日本一になり、2年連続でマツダ車販売台数日本一の目標を達成しました。
「日本で最もロードスターを売る店」は、フェイスブックのフォロワーの間でも知られています。
また、東京・目黒在住の芸能人も相模原店に初来店されて購入頂いています。
目黒には関東マツダの旗艦店〈新世代店舗〉碑文谷店があるにもかかわらずにです。
これも動画コンテンツによるwebマーケティングの成果です。
webの中で動画は独り歩きをしてくれるのです。
webの特性を読んで、商品の強みをつかんで、ターゲットを絞る。ごくごく当たり前のことをしただけです。
しかも、月額の広告宣伝費は、たった1台分の粗利だけ余分に上乗せしただけです。
月1台分の予算をかけて、販売台数日本一になったということは、費用対効果は言うまでもありません。